Withコロナのアイディア創出は一人でブレスト(1/2):ワードクラウドの新たなユースケースを発見!

Withコロナのアイディア創出は一人でブレスト(1/2):ワードクラウドの新たなユースケースを発見!

皆さんはワードクラウドという言葉をご存知でしょうか?恥ずかしながら私はこの言葉を知らななかったために、タグ分析などをキーワードとして画像検索し、それっぽい画像から情報をたどりました。

そして、あれこれと遠回りをするうちに、ツイートを取り込んで PythonやRでワードクラウドを生成したり、ワードクラウドを生成することに特化したExcelのアドオンや、便利なテキストマイニングサービスの存在を知りました。そして、最終的には本気のデータ分析ツールであるExploratoryに辿り着き、お昼休みにセミナーにまで参加して、この投稿のアイキャッチ画像を生成しました。

かなりの遠回りをしましたが、そのおかげで、今回出会ったツールをアイディア創出に活用するための気づきや学びがあったので、読者の皆さんに共有させて頂きます。

ワードクラウド活用術

最も一般的なワードクラウドの活用法と言えば、ツイートからトレンドを可視化することではないでしょうか?私のようなおじさんにとっては、若者のトレンドなど全く追いかけられていないので、スコアの高いワードが中心により大きく可視化される方式は、分かりやすく、また、大きなワードですら知らない言葉が多数あり、それを契機として検索することが出来るため有用な可視化ツールであると言えます。

さて、そもそも今回、ワードクラウドを作ろうと考えたきっかけなのですが、最新のIT技術動向を追いかけるために、ITアナリストのレポートをたくさん読むのですが、新しいものとなると、そのほとんどが英語になります。ある時、ふと、ちゃんとトレンドを押さえることが出来ているのか?と思い、それらのレポートをインプットにしてワードクラウドを生成することで、その不安を払拭しようと考えたわけです。

だから何?知ってますけど。

先ほど例に挙げた、若者のツイートからのトレンドについては、確かに有意義な可視化でしたが、今回作成したものの第一印象は、正直、「だから何?」でした。見た目はなんとなくカッコ良い感じで可視化されていますが、AIやSecurityやAgileと言われても、当然のトレンドとして受け止めているのでなんの気づきもありません。(一応プロですから)

少々落胆しつつ、折角巨大な分析ソフトをインストールしたので、あれこれ設定をいじってみると、おやっ?と気になる出力を得ました。アイキャッチ画像と同じデータですが、印象が違うと思います。如何でしょうか?

一般的にはワードクラウドはトレンドのキーワードを可視化する用途に利用しますが、この例ではトレンドではなく、その次に来る可能性のある物や、トレンドだったものが廃れていく予兆を見逃さない事を狙った可視化ツールとして使えそうです。また、自分自身がトレンドは把握している場合には、周辺のワードについても認識している必要があり、知識の穴を探すツールとしても利用できそうです。

共起ネットワークは論理の飛躍をサポート

今回は時間切れでここまでとしますが、同じようなアプローチで日本語のレポートをテキストマイニングし、その結果として生成される「共起ネットワーク」が面白いです。アート思考には欠かせない論理の飛躍をサポートするツールとしての可能性を強く感じたので次回はこれをご紹介します。