ストアカの先生になって、アート思考について教えてみた。
読者の皆さん、ご無沙汰しておりました。4月1日に無事に法人設立を完了してから、あれやこれやと本格事業開始に向け準備をしていたら、気が付けば1か月ぶりの投稿となってしまいました。本業の方にも真面目な記事を書かないといけないのですが、4月にストアカ(ストリートアカデミー株式会社が提供する学びのマッチングサービス)の先生になって講座を開設してみたところ、思いのほか喜んでもらえるうえに、自身の知識の整理の場としても大変優れていると感じました。そこで、皆さんも気軽に先生になってもらいたいと思い、講座を始めるための手順について共有しようと思います。
ストアカって何だ?
ストアカのサイトで、以下のように紹介されています。
「ストアカ」は”教えたい人”と”学びたい人”をウェブ上でマッチングする、日本最大級のまなびのマーケットです。 教えたい個人は気軽に教室やワークショップを開催し、学びたい個人が自由に参加することが出来ます。
ストアカには日々の生活が楽しくなる趣味の講座から本格的なビジネス講座まであらゆるジャンルとレベルの講座が登録されており、1,000円から受講できるお手軽感が最大の特徴です。多くの講座はオンラインで受講することができ、家に居ながらにして様々なノウハウを学ぶことができます。
講座の準備はそれなりに大変
私も含め、多くの先生は本業でのノウハウを生かした副業で先生をしていると思われるため、教えること自体にはさして大きな苦労はないはずです。(私は副業というより社会貢献の一環としてですが。)しかし、有償で講座を提供するからにはそれなりのコンテンツの準備と、何よりも生徒さんに購入して頂くために、講座内容の魅力についてしっかりと説明しなければ申し込んでもらうこともできません。
実は、この講座の内容について、「いかにして魅力を伝えるか」について考える時間が非常に有意義であり、また、結構大変でした。そもそもなぜ教えたいのか、そのために何を教えるのか、そしてどのように教えるのかを、生徒のニーズを想像しながら文章にしていく作業は、まさに、ミニチュア版の新規サービス開発プロセスそのものでした。
イメージ画像の作成はiPhoneだけで済ませる
講座紹介の中でイメージ画像を3枚登録することができ、そのうち1枚はSNSでのシェアや検索されたときに露出する重要な素材となります。まあ、私も一応はMac使いのはしくれなので、イラレやフォトショで作る手もありましたが、いかんせんお手軽さに欠けます。そこで今回は、iPhoneだけでいい感じのイメージ画像が作れるPhontoというアプリを紹介します。
Phontoは画像に文字を挿入することができるシンプルなアプリです。
「Phonto 写真文字入れ」をApp Storeで (apple.com)
手順は簡単。フリー素材の画像を入手するなり、自ら写真を撮るなりして、ベースとなる画像を用意します。あとは、アプリに登録されている様々なフレームや効果を使って画像をいじったら、好きなテキストを配置するだけです。非常に多くの特徴的なフォントが利用でき、テキストのレイアウトもかなり自由度が高いです。無償の範囲でも十分に魅力的なイメージ画像を制作できると思います。以下は、最近私が作成したものです。
実際の講座紹介サイトはこちら
ビジネスでちゃんと使える「アート思考」【入門編】
オンライン講座「ビジネスでちゃんと使える「アート思考」【入門編】」by 濵村 誠 | ストアカ (street-academy.com)
審査を受けて、いざ公開
講座を公開して生徒を集めるにはストアカの審査を受ける必要があります。講座の規定があるので、それを一読したうえで講座登録すれば、審査に引っかかることはないと思います。審査は数日以内に結果が分かるとのことですが、私の場合は半日ぐらいだったかと思います。
講座が公開できるようになったら実際に生徒の募集を始めるわけですが、招待した人だけに日程を公開する限定公開と、ストアカのサイトで検索される一般公開を選ぶことができ、いつでも変更が可能です。そこで、1回目は限定公開として、知り合いだけを集めた練習回とし、2回目以降を公開講座として本格的に先生活動を始めました。初回は練習のつもりなので無料にしたかったのですが、ストアカの制限で最低料金が1,000円と定められているので、申し訳ないと思いながらもお支払い頂きました。。。
管理機能がそこそこ充実
講座の申し込みから開催終了まで、生徒さんとのやり取りは管理機能にあるメッセージ機能で簡単に行えました。グループみんなに開催の案内を送信したり、修了証明書を作成して欲しいと依頼があった生徒さんと個別にやり取りしたりと、結構な頻度でメッセージ機能は利用します。
また、集客管理機能をつかえば、様々な割引クーポンを発行でき、自分で集客するとストアカに支払う手数料が30%から10%になるため、受けたいと登録してくれている生徒さんには、自分で申し込みをされる前に、集客用のURLを案内することで手取りを増やすことができる仕組みです。
アクセス解析の機能では、ストアカで検索された回数や受けたいと登録されたり、実際に申し込みがあった件数をグラフで把握でき、SNS等での集客活動の判断に活用できます。アルゴリズムは非公開ですが、これらの情報やレビューが検索順序に影響するようです。また、直近で空きがある講座を公開しておくと、優先的に検索結果の上位に表示され、ストアカからの送客として手数料を獲得しようとする挙動が見られます。
次回は気合の入ったZOOMの配信環境をご紹介
ZOOMを使ったオンラインでの講座なのですが、お金を頂戴することもありますし、会社でのオンライン会議の延長みたいなものでは新鮮味もありませんので、それなりの配信環境を整えてみました。次回はZOOMの配信環境の機器紹介と構築した際の苦労話をお話したいと思います。